あいえすえすのだいありー

あいえすえすのだいありー

大学1年生です。140字では収まらないような事を書きます。diaryじゃなくてdialyになってるのは内緒

夢破れても

 僕の中高時代の話を少しします。中高時代、周囲には優秀な人々がたくさんおり、将棋の全国大会で優勝しただの国際数学オリンピックでメダル獲っただので集会の時に表彰されることがしょっちゅうありました。そこまで大層な話まではいかなくても、一癖も二癖もあるクラスをしっかりとまとめる議長やプログラミングやデザインができるので文化祭の準備の時に重宝される同級生がいました。彼らは自分の得意な分野を見つけており、そこで戦っているという感じでした。

 

 その一方で自分にはこれといった分野がなく、周りを見ていて「あれ、自分このままではヤバいのでは?」と思い始めいろいろなことに手を出しました。音楽祭では指揮者やってみたり、体育祭では応援団をやってみたり、文化祭では劇の脚本を書いたりキャストをやってみたりと行事に対して積極的に取り組みました。しかし、どれも今一つという結果に終わってしまいました。僕の理想としては、例えば音楽祭の指揮者でしたら指揮者の分野で人に認められるようになって毎年音楽祭で指揮ができるようになる、文化祭のキャストでしたら演技の分野でみんなからうまいと言われるようになって毎年文化祭で演技力を発揮できるというものだったのですが、残念ながら僕にはこれらの分野に対する才能はなかったようです。

 

 そして今では動画編集が自分に合っているのではないかと思っており、PCをいじって新しく動画を作るとかいうことをやっています。まだ一つしか出来ていませんが、今後も作ってはこのブログで公開しようと思います。


勇者ノ巫女(進化系colors)

あ、Youtubeに上げたので見てね。

 

こっちはニコニコ動画

 

 すこし脱線しました。話を戻しますと、僕が中高時代にやったことと今僕がやっていることにあまり関係はありませんし、今僕は音楽や演劇に興味があるわけでもありません。結局僕が中高時代に取り組んだことって何だったのでしょうか。僕は頭の片隅でずっと悩んできました。

 

 しかし、つい先日以下の動画を観ました。名探偵コナン灰原哀などの役で知られる声優の林原めぐみさんが同じ声優の洲崎綾さんとともにリスナーからの質問に答えていくといった内容でした。


【深イイ話】灰原哀(CV:林原めぐみ)「3年やっても芽が出なかったら声優辞めてた。」←夢に向かって頑張ってる人必聴!

 この動画では、夢を追っていたけど挫折しちゃってそれ以来自分のことを否定し続けているというリスナーの悩みに林原さんが答えていくのですが、彼女はここで「夢に向かっていた過程全部は自分の筋肉となっている」のような内容を述べていました。また、彼女の養成所時代の同級生に主婦になった人がいましたが、養成所で学んだことが子供への読み聞かせとかで活かされているとも述べていました。僕はこれを聞いてハッとしました。

 

 思い返してみれば、例えば音楽祭で指揮者やった時にクラスをまとめようとすることはどんなに大変な事か身をもって知りました。そのためリーダーの大変さを理解することができるようになり、グループで何かをするときもリーダーを支えていこうという意識が芽生えるようになりました。また、僕がこのブログを書き続けていられるのも、脚本を書いたときのことが活かされているからかもしれません。このように自分の経験は思い描いていたのとは違う形だったとしても役立つことがあります。

 

 というわけで僕の中高時代の経験は無駄ではなかったのです。

 

 きっと。

 

 多分。